いい税理士と、そうではない税理士のあるあるColumn

vol.0026
ラボン博士
税理士に相談事があるとき、スーパーや税務署などで行われる無料の相談会を利用したことがあるだろうか。気軽に出かけやすいのだが、たくさんの人が訪れるため相談時間が短かったり、一般的な法律の話だけで終わってしまうこともある。
そんな時には、税理士事務所やネットでの税理士紹介を利用して「いい税理士」に相談するのが良いじゃろう。

自分にピッタリのいい税理士Ⅰ 相談内容や依頼事項

まず、「いい税理士」とは自分にピッタリの税理士のことじゃ。

相談内容や依頼した事項はみんなそれぞれ違うはずじゃ。税理士が全員同じような仕事をするなら誰でも構わないのだが、実はそうでもないのだな。もちろん、一般的な税の知識やスキルがあり、どんな仕事でも引き受けてくれる。

だが、相続が得意、医療関係や不動産関係が得意、飲食店専門でやっている、大企業向き、中小企業向き・・・等々、税理士は得意分野を持ち合わせていることが多いのじゃ。自分の会社の業界に詳しいかどうか、いろんな事情を考慮の上でアドバイスをしてくれるのか、相談したい内容により、自分にピッタリの税理士さんが絞られてくるのではないかのう。

誰に頼めばいいのか分からないときに、友人や得意先、提携している銀行や保険会社などから紹介してもらい契約するということもある。しかし、「いいと聞いていたが、何か違うな・・・。」「もっとアドバイスしてもらいたいけれど、こちらの依頼したことしかしてもらえないな・・・。」などと違和感が出てきてしまうことがあるものじゃ。

他人の紹介により契約した税理士が、実は自分が相談したいことが得意ではなかった、あるいは、依頼したい業務の内容がずれていた…などが理由じゃな。紹介をしてもらえるのはありがたいことじゃ。しかし契約をする前に、自分の相談事や依頼事項に合っているかどうかをしっかりと見極める必要があるということじゃ。

自分にピッタリのいい税理士Ⅱ 相性

次に、相談内容や依頼事項がピッタリの税理士であっても、違和感を抱いたり不愉快な思いをすることもある。なぜなら、自分も相手も人間だから相性が合わない・・・ということも当然ありえる話なのじゃ。

税理士といってもビジネスパートナーの1人。仕事としてうまくやっていけるかどうかは重要な判断材料となるべき。どこで判断したら良いのか、いくつか例を挙げてみよう。

①丁寧に話を聞いてくれる

相談をするからには、まずは具体的に自分自身の状況を詳しく知ってもらいたいじゃろう。そのうえで、最も良い自分だけのアドバイスをしてもらえるというものじゃ。 契約までに時間をかけてお互いを知ることから始める税理士は信頼度が高いと言えるのお。

逆に、詳しい話をする前にまずは契約を…と切り出すような税理士とは一旦距離を置いて良く調べてみることも必要じゃ。 また、仕業であるがうえ、偉そうにする人も中にはいる。自分の方が上だからといった横柄な態度を取るような人なら、今後の相談もしにくいと予想できてしまうのお。やはり、ビジネスパートナーとして対等な関係の保てる聞き上手な人がいいじゃろう。

②お客さまの利益を第一に考えてくれる

例えば、税理士に所得税の確定申告の相談と書類作成の依頼をしたとしよう。その年の申告をもれなく正確に行ってくれればそれで仕事としては完結する。しかし、税理士によっては、その申告のアドバイスをしてくれることもあるのじゃ。

税金だけでなく、お金の話全般が得意な税理士は頼りになる。年金や節約、保険のことなどお金のことをよく知っているので、申告以外のことも相談できるし、さらには申告書類を作成中に気になることがあれば、来年はこうしたほうがいいのでは...といったアドバイスをしてくれることも。

素人には気が付かないこともであっても、税理士には書類を通して見えていることがあるのじゃ。節税のみならず、設備投資や資産の整理、資金繰りなどといった依頼事項以外のこともアドバイスをしてもらえたら嬉しいじゃないか。 お客さまから言われたことだけをやるのではなく、親身になってお客さまの利益を考えてくれる…そんな税理士と長くお付き合いをしたいものじゃのう。

自分にピッタリのいい税理士Ⅲ 顧問料

税理士報酬(顧問料)は、税理士が自由に決めることができるので、まったく同じ仕事内容であったとしても料金設定が異なるということがある。もちろん、自分に支払いのできる範囲の税理士と契約することが重要じゃ。金銭的に余裕がなければ、顧問料の安い税理士と契約をするのもひとつじゃな。

しかし、顧問料が安いならばなぜ安いのかをチェックする必要があるぞ。契約通りの料金のみで、アドバイスが必要な事案がでてきた場合や、一定時間を超えてしまったという場合には、追加料金が発生することもありえるのじゃ。 顧問料が高めに設定されていても、一定の金額で、安心してなんでもお任せできる税理士と契約したいと思う人もいるじゃろう。

節税やコンサルティングなど全部お任せできれば、ビジネスパートナーとして心強いこと間違いなしじゃ。 どちらにしても、顧問料の料金だけで判断するのではなく、その料金で期待するサービスが得られるかを確認することが大切じゃ。 さまざまな条件が自分に合う税理士こそが自分にとっての「いい税理士」であるということじゃ。




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