その他の税についてのお悩み
税と言えば、確定申告や相続税などを思い浮かべますが、ちょっと意外なタイミングで税が顔を出すことがあります。意外なタイミングなので、準備ができていないことも多く、かなりショックを受けるものです。
その他の税についてのお悩み
- 1.勝手に計算され、しかも忘れたころにやってくる不動産取得税
- 2.勝手に計算され、しかも忘れたころにやってくる事業税
- 3.退職しても、在職中の所得基準で漏れなくついてくる住民税
- 4.退職しても、在職中の金額で漏れなくついてくる社会保険料
- 5.なんで今頃来るの、税務調査。来るなら毎年来てくれ!
相談事例
1.勝手に計算され、しかも忘れたころにやってくる不動産取得税
昨年、マイホームを新築しました。住宅ローン借りて、家が建つまでに様々な費用を払って、引っ越しが終わり、家族全員新居での生活に親しんだ矢先、入居後9カ月ぐらい経ったころ、県税事務所から何かが届きました。不動産取得税と言う名の税金。税額60万円。なんで今頃こんな高い税金が・・・困ります。
2.勝手に計算され、しかも忘れたころにやってくる事業税
昨年から賃貸マンションの経営を始めました。初めての確定申告を終え、税金の話しは終わったと思っていたら、個人事業税という税金の納税通書がきました。住民税とか固定資産税はわかっているので準備もしましたが、勝手に税額まで決めて請求してくなんて、金額の問題もあるけれど、気持ちの問題のほうが大きい事件でした。
3.退職しても、在職中の所得基準で漏れなくついてくる住民税
昨年の6月末をもって無事定年退職しました。半年ばかりゆっくりして、年明けから再就職先を探して活動していたところ、5月になって市役所からかなりの金額の住民税の納付通知書が届きました。昨年までは給料から天引きされていたもので、意識していなかった税金です。痛いのは、前年の所得で計算されるところです。収入がないのに、困ります。
4.退職しても、在職中の金額で漏れなくついてくる社会保険料
事業年度の関係で2月末に定年退職しました。再就職先が決まっていないため、しばらく国民健康保険に加入しようと相談にいったところ、とんでもない金額が示されました。困惑していると、前の職場で任意継続の方法があるので聞いてみるよう言われ、確認したところ、国民健康保険より少し安かったので、そっちにしました。ちなみに、国民健康保険料は税金とのこと。
5.なんで今頃来るの、税務調査。来るなら毎年来てくれ!
小さいながらも法人として事業を行い、税理士と相談しながら帳簿類も適切に記録し、法人税の申告手続きにも間違いはないと思っていました。先月、突然税務調査が入り、3年前のものから調査すると言われ、対応したところ、3年前まで遡り、3年度分ともに修正申告と追徴課税され、延滞税と加算税もついてきました。来るなら毎年来てくれ!

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