用語集Glossary
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◆ROA
和訳は、総資産利益率。企業が経営活動で使用する資本全体から生み出された利益額を、総資本で割ることによって、総資本の収益性を測定するものです。例えば、ROAが悪化した場合、その原因が利益率の低下にあるのか、回転率の低下にあるのかを分析することができます。ROA=経常利益÷総資本=経常利益÷売上高=売上高÷総資本の関係にあります。
◆ROE
和訳は、株主資本当期利益率。 株主資本をどれだけ有効に使って、配当の元になる当期純利益を生み出したかを見る指標です。この数値を高めようとすると、借入金を増加させて調達側の自己資本の比率を低下させ、数値上の効率を上げようとする傾向があります。したがって、ROEを重視しすぎると、自己資本を圧縮して借り入れ偏重に陥る可能性があります。ROE=当期純利益÷株主資本
◆IR
IRとは、企業が株主に長く株を保有してもらったり、買い増ししてもらうことが主な目的であり、投資判断に必要な情報を提供し、自社の価値を株主や投資家にPRする活動のことをいいます。
◆IASB
和訳は、国際会計基準審議会。国際財務報告基準を設定する目的で設置された民間の非営利組織です。IFRSの基準の開発や海底の検討項目設定、プロジェクト計画策定と実行について裁量権が委ねられています。
◆IASB
和訳は、国際会計基準審議会。国際財務報告基準を設定する目的で設置された民間の非営利組織です。IFRSの基準の開発や海底の検討項目設定、プロジェクト計画策定と実行について裁量権が委ねられています。
◆IFRS
和訳は、国際財務報告基準。 国によって異なる会計基準を統合し、世界基準の会計制度を作る取り組みを言います。国際会計基準委員会(IASB)が中心となって作業を進めていますが、現在でも、米国基準、日本基準が併存した状態です。日本基準や米国基準は、会計基準、解釈指針、実務指針等のルールが詳細に定められていますが、IFRSは原則主義をとっていて、かなり大雑把なルールとなっていることで調整が遅れています。
◆アウトソーシング
アウトソーシングとは、人件費の削減などの理由から、自社に必要な業務や必要な部品や製品を調達したりと、業務の一部を外部に委託して請け負わせる業務手法のことを言います。
◆青色申告
青色申告とは、帳簿の記載をすることによって税金控除などの優遇を受けることができます。青色申告とは、複式簿記によって記帳し、その帳簿に基づいて所得や税額を申告をすることです。所得税の青色申告のメリットは、利益から最大65万円を控除される事や、赤字を三年間繰り越せること、家族への給与が経費にできるなどがあります。条件は、複式簿記の記帳をすることです。青色申告をうけるにはその年の3月15日までに「青色申告承認申請手続」を所轄税務署長に提出しなければなりません。青色申告という名称は、提出する書類が青いことから青色申告と呼ぶそうです。
◆青色申告特別控除額
青色申告特別控除額とは、不動産所得又は事業所得があり、簿記の原則に従って記入している者に与えられる特典で、確定申告時に期限内に貸借対照表、損益計算書を添付したものは10万円又は65万円の所得控除が受けられます。
◆赤字経営
赤字とは、支出が収入より多く損益計算書上の利益がマイナスの状態です。利益が出ず、損失になること。帳簿に不足分を金額を赤い字で記入することから、赤字と呼ばれている。
◆預り金
預り金とは、従業員などが負担すべきお金を、会社が一時的に預かっている時に使う勘定科目です。
◆洗替法
洗替えとは、決算整理時の資産の評価方法で、代表的なものとして「棚卸資産」があります。棚卸資産は、取得価額を貸借対照表の記載額としますが、劣化や陳腐化によって価値が低下している場合は、実際に売却可能な価額(正味売却価額)で評価し、その価額をもって貸借対照表に記載します。次年度期末で、その評価額を一旦すべて戻し入れ、改めて評価し、その評価額を貸借対照表価額とする方法です。
◆粗利益・売上総利益
粗利益・売上総利益とは、売上高から売上原価を差し引いたもの粗利益・売上総利益と呼びます。粗利益・売上総利益率は、収益性分析の指標で、売上総利益の売上に対する構成比を表し、また収益性分析を行う上で大切な指標となります。
◆安全性分析
安全性分析とは、企業の財務上の支払能力を測定する財務諸表分析の一つです。固定比率、負債比率、流動比率、当座比率、長期固定適合率、株主資本比率、などがあり、資金面を中心に、支払能力の有無、資本構成の安全度などを分析するものです。
◆安定株主
安定株主とは、会社の業績や株価の変動に関係なく、長期に株式を保有しつづける株主であり、会社の役員や関係会社や取引先などがあげられます。
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